ははまると、あねまるが、ペットコーナーを覗いたとき、ぼくはバックヤードの檻の中にいて、2人が来たことも全く知りませんでした。
2人は、ごてん殿のようなシーズー犬はいないかなぁーと、手のひら程の小さなワンコさん方をガラスケース越しに見ていたそうです。
その時、ガラスケースのずっと奥に、檻の中で寂しそうに吠えていた、ぼくを見つけたのだといいます。
ははまるは、
「あの子にする!」
と瞬間決めて、あねまるが振り返った時にはすでに、お店の人の所へ走っていたそうです。
ぼくは、檻から出されたことが嬉しくって、ビュンビュン走って、ワンワンワンワン吠えました!
ははまるや、あねまるにも飛びかかって、時々噛んだりもしました!
ははまるは、ビックリして、手に負えるかなぁ。とちょっぴり不安になったそうですが、あねまるは、ぼくのあまりのはしゃぎっぷりが可愛くて、ぼくを抱きしめて”お家においで”と言いました。
「明日取りに来ますか?」
のお店の人の問いかけにも、2人は
「今日連れて帰りたい」と告げて、ぼくは急いでシャンプーをされました。
そして、僕の値段を知って、2人は大笑いしたのでした。
ぼくの入っていない、ぼくのガラスケースに貼られていた小さい頃のぼくの写真を見て、
「今と全然違うし~!っていうか、この写真お前のことだったのかぁ~!」
などと笑われながら、ぼくはあねまるに抱っこをされて 、ホームセンターのエスカレーターを降りたのでした。
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