34.【とのまる改めモヒマル】

とのまるのお話。

どうも!とのまるです!

近頃あねまるが忙しそうにしているため、なかなか更新してもらえずにいます。

最近のぼくはというと、あねまるにモヒカンにされてちょっぴりワイルドな見た目になってしまいました。

あねまるは、ぼくをカットする為のハサミセットを持っているので、時々取り出してきては、玄関にアイロン台を広げ、ぼくを載せると楽しそうにカットを始めます。


この家へ来て、もうすぐ一年を迎えようとしているぼくは、ますますお利口なワンコに育っているため、アイロン台の上で時々モジモジしながらじっと耐えています。

「とのちゃ~ん!お利口しゃんだね~!ちょっと、このお口のところの毛も切らせて下さい!お願いしましゅ!」

と、切る箇所ごとにあねまるが頼み込んでくるので、ぼくは仕方なくアゴを上に向けてあげたり、耳の中も見せてあげたり、シッポを振らないように真面目な顔をして固まってあげたりと、全面的に協力してあげています。

初めのうちは、切った毛を集めつつ、できるだけ散らからないように、アイロン台に乗っているぼくを慎重にカットしているあねまるですが、お腹の毛を切る段階に入ると、どうにもカットしにくいらしく、結局ぼくを膝の上に抱っこして、玄関の上り口に腰掛け、時々お顔をスリスリしたりしながら切るので、毎回アイロン台も毛だらけ、床も毛だらけ、 玄関マットも毛だらけ、あねまるも毛だらけという大変な状態になっています。

「何で毎回こぎゃんことになるとね!?」

すぐ横で、掃除機片手に、時々ぼくごと吸い込もうとするははまる。

「トリマーさんってすごいよねー!毎日何匹もカットしているはずなのに、毛まみれのトリマーさんってわたし見たことないもん!やっぱプロよね~!」

と、カットの技術どうこうよりも、毛まみれにならずにカットを終えられるというところにプロの技を感じている様子のあねまる。

そんな2人の会話を聞きながら、

”今日はどこにお散歩に行こうかな~”などとボーっと思っていると・・・

「ハイっ!とのちゃん!かっこよくなりました~!」

どうやら完成したらしく、ぼくを抱っこすると鏡の前に連れていくあねまる。

「ばっ!!何ですか?この頭は・・・!?」唖然とするぼく。

「本当にこれでよかとですか?」そうあねまるに尋ねましたが、

「モヒマルモヒマル~♪」と嬉しそうにしているので、これ以上は何も言えませんでした。

”やれやれ、今日のカットもやっと終わったな~”

開放感を味わいながら、ふと洗面所を見ると、ぼくのハサミで自分の前髪まで切っているあねまる。

その様子を、じーっと見つめるぼく。

「あっ!!とのちゃんごめん!とののハサミお借りしてます!!」

”いやいや、そんなことはどうでもよかとですばってん・・・”

最近あれこれ思うことの多い、ぼくとのまるです。

というわけで、現在ぼくはモヒカンになっています。てへへ。


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