どうも。とのまるです!
最近やっと暖かくなってきましたね!
暖かくなってくると、とのまる一家ではアイツが目撃され始めます。
そう・・・ム・カ・デ!!
昨夜ぼくは、いつものようにパソコン作業中のあねまるにひっつきながら、ゴロゴロとくつろいでおりました。
「とのちゃ~ん」
そう言いながら、いつものように右手でマウスを操作しつつ、左手でぼくをナデナデしてくるあねまる。
いつも通りの平和なひと時にうとうとしていると・・・
「ウギャ~~~!!」
突然のあねまるの絶叫に飛び起きるぼく。
“ビックリするじゃなかですか!アホ!”
と、思いつつあねまるを見ると、
「とのちゃん早く早く!!こっちおいで!!」
とパニくりつつも、あっという間にぼくを抱えると一目散に部屋から飛び出したのでした。
何が起きたか分からないぼくでしたが、抱っこされた時のあねまるのドキドキがぼくにも伝わって、非常事態だという事だけはわかりました。
あねまるの絶叫に駆けつける、ははまると、ととまる。
「ムカデ!ムカデ!しかもテーブルの上で、私に向かって走って来てた!」
と、興奮気味に話すあねまる。
なんと、あと15㎝ほどの距離に大きなムカデが迫って来ていたというのです。
それを聞き「とうとう出たか!!」と気合を入れ、玄関へ向かうははまる。
遠目に不安そうに覗いている ととまる。
あねまるは、ムカデがパソコンの下に潜り込んだことをととまるに言い、見張っているよう告げると、ぼくを抱いたまま、ムカデを凍らせるスプレーを取りに向かいました。
その道すがらもパニック中のあねまるは、階段の下にある、去年 ははまるが蚊取線香を落として付けた、黒い焦げ跡の残る廊下を通り過ぎる際などには、再びムカデかと思ったようで、
「ウギャ~~~!!」と叫び、それがははまるの付けた焦げあとだと分ると、一人で笑ったり怒ったりしながら
「とのちゃん何回もビックリさせてごめんね」と言うと、ぼくをやっと降ろしてくれました。
凍らすジェットを両手に持ち、再びムカデの居る部屋へと近づくあねまる。
ふと見ると、ははまるはガーデン用の厚い手袋だけを付けて、既にムカデ部屋へと入っている模様・・・
「お母さん、何の武器も持ってないけど、まさか手袋付けただけの、その手で戦おうとしてる?」
突然冷静になるあねまる。
「お母さんこれだけでよかもん!!」
と言い、頑なにあねまるの凍らすジェットを受け取らないまま、何の躊躇もなくパソコンを持ち上げるははまる。
全員に緊張が走ります・・・だがしかし、ムカデは出てこなかったのでした。
「お父さん!ちゃんと見てた?」あねまるに責められるととまる。
「ずっと見とったばい!」と、部屋の外から小さな声でモゴモゴと話すととまる。
敵がどこにいるのか分からなくなったことで、更なる不安が襲います。
そんなことはお構いなしに、勢いよくカーペットを捲るははまる。
その勢いがあまりにも激しいので、自分の方にムカデが飛ばされてくるんじゃないかという恐怖から、思わず部屋を飛び出すあねまる。
そのずっと後ろの方から、
「そのクッションの下ば見てみれ~」だの、「そこのドアの後ろじゃなかや?」
などと、声だけ飛ばしてくるととまる。
「こんなにもいないなんて、もしかして、わたしの見間違いだったのでは・・・」
とうとう自分を疑い始めるあねまる。
と、その時
「いたっ!」というははまるの声が響きます。
そしてグローブのみの手で ムカデを ドンドン叩いている模様。
「お母さん!手、危ない!それにヒドイ殺し方しないでよ!」
と、すぐさまスプレーを持ち、駆けつけるあねまる。
そして、あんなに大騒ぎしたムカデ騒動はシューッ!という音と共に幕を閉じたのでした。
「ほんっとにこれが一番!」と改めて凍らすジェットの働きに感動しているあねまる。
あねまる曰く、一瞬で固まり、パリパリに凍って、小さくなり、捨てる時も怖くなくなるという点が素晴らしいそうですが、本当は、「多分、一番苦しまなさそう」という理由から気に入っているようです。
その後、家の仏壇の鈴がチーンと鳴らされると、今夜のムカデパニック事件は、一件落着となりました。
ははまるのように、勇敢に戦える自信のない方は、こちらの凍らすジェットをどうぞ・・・(笑)
さて、大騒ぎのとのまる一家でしたが今回、最も恐れていたことは、ムカデを発見したぼくが、喜んで口に咥えて、逆にムカデに噛まれることだったそうなので、ムカデの第一発見者が、ぼくでなく、あねまるで本当に良かったです。
田舎でない限り、そうは巡り合わないかもしれませんが、皆様もムカデには十分ご注意下さいませ。
コメント