どうも。とのまるです。
ぼくには、ガールフレンドがいます。名前はモモちゃんです。
モモちゃんを見かけると、いつもぼくは喜んで駆けつけます。
でも、モモちゃんは人間の方が好きなので、ぼくのことは知らんぷりで、すぐにあねまるや、ははまるの方へ寄って行ってしまいます。
「ふっふっふ、またフラれたね~」
と、ははまる。
「とのちゃん、距離感・・・」
と、モモちゃんの事を心配そうに見守るあねまる。
そして2人して「ごめんね~」「イヤね~」
と言いながら、いつもモモちゃんをなでなでします。
そんなぼくですが、先日モモちゃんちに遊びに行った際、お庭でデートする機会に恵まれました。
もう楽しくて、ルンルンで、モモちゃんちの広いお庭を走り回り、モモちゃんが行くとこ行くとこに付いていきました。
「とのまる、何かスキップしてたよね?」と帰ってからととまるに告げ口されるぼく。
「お前、嫌われんかったか?」
と意外にも優しい言葉をかけてくるととまる。
ちょっぴり驚きつつも、
”もちろんです”
と、ととまるの目をジッと見つめるぼく。
「もう本当にルンルン♪しててさぁ~私が呼んでも全然こっちを見もしないんだから」
と、あねまる。
「そうよ。最近は、扉を開けたらレオンくんちに走っていくし、ストップって言っても止まらんし、自分の良い時しか来んし・・・」
と、近頃のぼくの悪行を次々と思い出すははまる。
「わかる!!何かが怖い時とか、お出かけ前には、ものすごい勢いで抱きついてくるくせに、それが済んだら呼んでもなかなか来ん!」
と、こちらもいろいろ思い出し、怒っているあねまる。
「コイツはそういう奴よ」
と、諦めモードなととまる。
”何でこんな話になってしまったのだろう・・・”
と、しばし考えるぼく。
そんなことを言う一家ですが、なぜかぼくの事がお気に入りな様子で、またすぐに
”とのちゃん♪とのちゃん♪”と可愛がってきます。
そして毎日眠る時間になると、あねまるが寝ぼけているぼくを抱っこして、一緒にベッドへ連れて行ってくれます。
「とのちゃん今日も楽しかったね~明日も元気に楽しく過ごそうね~」
と、階段を上りながら毎日ぼくにこう話しかけるあねまるですが、その日は、
「とのちゃん、最近アンタわたしを粗末にしとる」
と、一言いうと、そそくさとベッドへ入り、静かに眠りについたのでした。
呆然とするぼく。
明日は少しだけ言う事を聞いてあげようと思った、そんな一日でした。
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